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SNSで実名や悪口を書かれた|事例

今回は、SNS上に実名や勤務先を推測できる内容と悪口を書かれ、「投稿者をすぐ特定したい」と相談された30代女性の事例です。相談者は複数のスクリーンショットを保存していましたが、投稿URLや投稿日時、削除済みの投稿が混在していました。本事例では、PRCが投稿内容の法的評価を行うのではなく、残っている記録、アカウント情報、相談者が相手だと考える理由を分けて整理し、その後の相談先や必要な情報を検討した流れを紹介します。
目次:SNSの誹謗中傷についての相談事例
「スクショは全部あります。すぐ相手を特定できますか」と相談された
相談者は画像を保存すれば十分だと考えていました
相談者はSNS上で、自分の実名の一部や勤務先を連想させる内容とともに、交際歴や性格に関する悪口を書かれていました。投稿を見つけるたびにスクリーンショットを撮り、約40枚の画像を保存していました。そのため、「証拠は全部そろっているので投稿者を調べてほしい」と希望していました。しかし、画像だけでは投稿された場所や前後の流れを確認しにくいものもあり、まず保存状況を確認しました。
40枚の画像には同じ投稿や切り抜かれた画面が混在していた
画像の枚数ではなく各投稿を確認できる情報を整理しました
保存されていた画像を確認すると、同じ投稿を複数回撮影したものや、本文だけを拡大した画像が含まれていました。また、アカウント名や投稿日が画面に写っていないものもありました。そこでPRCでは、画像の多さだけで証拠が十分とは判断せず、投稿ごとにSNS名、アカウント、確認日時、投稿内容、URLの有無を整理しました。現在も閲覧できる投稿と、すでに削除された投稿も分けて確認しました。
相談者は元交際相手が投稿者だと確信していた
「誰だと思うか」と確認できている相手情報を分けました
相談者は、投稿内容に二人しか知らない話が含まれていたため、元交際相手が書いたと確信していました。しかし、相談時点で投稿アカウントと元交際相手を直接結び付ける資料は確認できていませんでした。PRCでは、元交際相手の氏名や連絡先、既知のSNSアカウントと、問題の投稿アカウントを別に整理しました。そのうえで、相談者が同一人物だと考えた理由も記録し、確認済みの事実と推測を混在させないようにしました。
削除された投稿も「もう見られない」で終わらせなかった
保存画像と相談者が確認した時期を投稿ごとに整理しました
一部の投稿は相談時点ですでに削除され、元の画面を確認できない状態でした。そこで、保存されている画像から読み取れる内容と、相談者が投稿を確認した時期を投稿ごとに整理しました。また、第三者から投稿を知らされた経緯や、その際のメッセージも確認しました。削除済みの投稿を現在も閲覧できる投稿と同じように扱わず、何が資料として残り、何が相談者の記憶による説明なのかを分けました。
相談者は投稿アカウントへ直接DMを送ろうとしていた
相手を問い詰める前に現在の記録を残すことを優先しました
相談者は「元交際相手だと分かっているから認めさせたい」と考え、投稿アカウントへ直接DMを送る準備をしていました。しかし、接触後に投稿やアカウントの状態が変わる可能性もあり、感情的なやり取りへ発展することも考えられました。PRCでは投稿者を断定せず、まず現在確認できる投稿やアカウント情報の整理を優先しました。相手への連絡を急ぐ前に、相談者が最終的に何を希望しているのかも改めて確認しました。
投稿者の特定と法的な対応は切り分けた
発信者情報開示などが必要な場合は弁護士相談を検討しました
相談者は当初、「相手を特定して投稿を消してほしい」という一つの希望として話していました。しかし、投稿者に関する情報確認と、投稿内容の法的評価、発信者情報開示などの手続きは同じではありません。PRCでは、投稿記録や既知の相手情報を整理し、法的な手続きや請求を希望する場合は弁護士への相談を検討しました。相談者自身も、何を確認したいのか、どこから専門家の判断が必要なのかを分けて考えられる状態になりました。
まとめ
犯人特定を急ぎ、自分で行動することは危険です
今回は、SNS上に実名や勤務先を推測できる内容と悪口を書かれ、「投稿者をすぐ特定したい」と相談された30代女性の事例でした。この事例では、SNS上に実名や勤務先を推測できる内容を書かれた相談者が、約40枚のスクリーンショットを保存し、元交際相手が投稿者だと確信していました。しかし、確認すると同じ画像や切り抜かれた画面、削除済みの投稿が混在し、投稿記録と相手に関する推測を整理する必要がありました。PRCでは、投稿URLや確認日時、アカウント情報、既知の相手情報を分け、直接DMを送る前に現在の記録を残すことを優先しました。投稿内容の法的評価や発信者情報開示などが必要な場合は、弁護士への相談が適することもあります。PRCでは、情報や証拠を整理し、調査と専門家相談の役割を切り分けながら次の対応を検討するサポートを行っています。
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